ECサイトのアプリ化について

ECアプリを作るメリット

ECサイトだけでなくECアプリも同時運用することにはメリットがたくさんあります。例えば、ECアプリがあることによってユーザーのアクティブ率がアップします。ECサイトを使おうと思うと、まずはブラウザアプリを開いてサイトにアクセスしますよね。ECアプリだとこの手間がまずなくなります。スマートフォンのホーム画面のアプリをタップすればすぐショップにアクセスできるので、アクティブ率が徐々に上がっていきやすいというわけです。
もうひとつのメリットは、ユーザーへのアプローチがしやすいという点です。ECサイトから送られてくるメルマガはスルーされやすくて、開封率は10％程度とかなり低めです。ところが、アプリの通知の開封率は約50％とかなり高めなのです。ユーザーの意識にショップの存在がチラつく機会が多くなれば、それだけショップへ来てくれる確率も高くなりますよ。アプリはサイトよりもサクサク動くという点も、ECアプリをおすすめする理由のひとつです。動きが遅いとそれだけでユーザーの離脱につながってしまうので、動きが軽いアプリの導入は売上アップに欠かせない要素ともいえますね。

ユーザーにとってのメリット

ユーザーにとってECサイトとECアプリではどちらが使いやすいかといえば、圧倒的にECアプリのほうです。アプリのほうが通信料をおさえられるので、お財布にも優しいですよね。位置情報アプリと連携すれば、近くにある実店舗の位置を知らせることもできます。SNSアプリと連携していれば、情報のシェアも簡単にできますよ。

デモアプリの作り方

ECアプリを開発するなら、最初に完成形をデザインしておきましょう。手探りのまま開発に手をつけてしまうと、どんどん趣旨からずれていってしまう場合があります。そこで活用したいのがデモアプリです。デモアプリとは、これから作ろうとしているアプリが実際どうやって動くのかを触って確かめることができる試作品です。完成イメージと完全に一致するというわけではありませんが、大まかな機能を確かめることで無駄を削ったり必要な機能を追加したりできますよ。デモアプリを作るときは専用ツールを使うことが多いようですが、プログラミングの専門スキルがない場合は外注することになります。